運動すると気分がすっきりするのは？

投稿日：2016.08.19

運動すると気分がすっきりすることはだれでも知っていますが、なぜそうなるのでしょう

ストレスが解消されるから

筋肉の緊張がやわらぐから

いえ、運動で爽快な気分になるのは、心臓から脳へ血液がさかんに送り出され、脳がベストの状態になるからです。

『　運動　』が脳にもたらす効果は、体への効果よりはるかにで魅力的です

筋力や心肺機能を高めることは、むしろ運動の副次的効果にすぎません。

運動をするのは、脳を育ててよい脳の状態に保ちます

脳の回路には、食物と体の活動、学習のつながりがもともと組み込まれています。

現代の文化では、心と体を別物のように扱っているところもありますが、このふたつはとても強い結びつきがあります

脳を最高の状態に保つには、体を精一杯はたらかせなくてはなりません。

運動をすると、脳の学習機能を支える「セロトニン」　「ノルアドレナリン」　「ドーパミン」　-思考や感情にかかわるな神経伝達物質-が増えます。一方、強いストレスを受けると、脳の何十億というニューロンの結合が蝕まれ、うつの状態が長引くと脳の一部が萎縮してしまいます。

しかし『　運動　』をすると神経伝達物質や成長因子がつぎつぎに放出されて、このプロセスを逆行させ、脳の基礎構造を物理的に強くすることができます。

脳は筋肉と同じで、使えば育ち、使わなければ萎縮してしまうことが分かっています。

脳の神経細胞(ニューロン)は、枝先の「葉」を通じて互いに結びついています。『　運動　』をすると、これらの枝が成長し、新しい芽がたくさん出てきて、脳の機能がその根元から強化されるのです。

また、『　運動　』は特に女性に関して、ホルモンの変調がもたらす厄介な症状を阻止する働きもあります。そちらは、次回のブログで科学的な説明も兼ねてみてみましょう◎

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