フェリシティークリニック名古屋、名古屋市中区丸の内、整形外科、アンチエイジング、がん統合医療フェリシティークリニック名古屋

「肩こりの物語」その13

肩こりの核心と言える、「ストレスの身体化」、「ストレスによる疼痛閾値の低下」のうち、ここからは「ストレスによる疼痛閾値の低下」について説明していきたいと思います。

「ストレスによる疼痛閾値の低下」
脳へのストレスにより痛みの感じ方が敏感になり、痛みをより強く感じるようになること。

「疼痛閾値」とは「これ以上の刺激を痛みとして感じる”しきい値”」のことです。この値が低下するということは、普段は痛みと感じない刺激を痛みと感じる、痛みに敏感になることを意味します。

肩こりであろうと痛みであろうと不快感であろうと、脳でこれらを感じます。脳がなければ痛くもなんともないわけです。
最終的には、脳での感じ方がすべてなのです。

人間には、もともと「痛みを自分で抑えるしくみ」が備わっています。

皆さんは、机の角で足の小指をぶつけたことはありますか?ものすごく痛いですよね?しかし、しばらくすると我慢できるくらいの痛みに落ち着いてきます。


これは、あまりに強い痛みが入ってくると脳がパンクしてしまうため、「痛みを脳が自分で抑えるしくみ」が働くからです。これを「下降性疼痛抑制系」と言います。

極端な例で言うと、兵士が銃で撃たれた(あまりに強い痛み)後、また戦闘が続けられるのもこのしくみが働くからです。

しかし、ストレスがかかり続けると、この下降性疼痛抑制系の働きが弱くなってしまいます。

つまり、「ストレスによる疼痛閾値の低下」は「下降性疼痛抑制系の働きが弱くなる」ことが原因なのです。

 

~「肩こりの物語」」その14に続く~

 

フェリシティークリニック名古屋

https://www.felicityclinic-nagoya.com/

〒460-0002
愛知県名古屋市中区丸の内2-14-19 安藤ビル3・4階
【丸の内駅から徒歩2分】

診療時間 9:00~18:00 火曜~土曜

TEL052-231-5025