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Q.慢性痛は体のどの部分に多いか?

A.腰、頚、肩、膝

 

平成23年に、1万人を超える運動器慢性痛の実態調査が行われました。

これにより、慢性痛は体のどの部分に多いか判明しています。

※運動器:骨、筋肉、関節など動く部分

※慢性痛:6か月以上続く痛み

 

長引く体の痛みにお困りの方に参考になるデータと思います。

皆さんと同じでしょうか、違うでしょうか。

結果は、以下の通りです。

運動器慢性痛の発生部位

Nakamura M, Nishiwaki Y, Ushida T, Toyama Y:

Prevalence and characteristics of chronic musculoskeletal

 pain in Japan. J Orthop Sci 16: 424-432, 2011. より引用改変

 

1位 腰

2位 頚

3位 肩

4位 膝

 

腰痛に関しては、慢性痛のある方の実に70%近くが持っています。

頚、肩の痛みには肩こりや五十肩などが含まれると考えられますが、やはり50%以上と高いです。

膝の痛みも続いて多いですが、腰痛や頚部痛に比べると少ないですね。

 

この結果より、慢性痛は関節よりも頚や腰といった脊椎(背骨)に沿って多いと言えそうです。

 

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