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糖質の危険性

人間の体は食べ物でできています。前回までは、体に良い食べものをご紹介してまいりました。

次回からは、体に悪い食べものをご紹介してまいりますが、その前に、糖質の危険性ついてお伝えしたく思います。

 

〇現代人は糖質の摂りすぎ:糖質は効率良く細胞のエネルギーを生み出す貴重な栄養素です。しかし、あまりにも利便性が高まり、いつでもどこでも糖質を食べられるようになった結果、ほとんどの現代人が糖質過剰に陥っています。

朝にパン、昼にパスタ、小腹がすいたらスナック菓子。健康のために野菜ジュース(糖質がたくさん入っています)を飲み、夜はアルコール、といった高糖質な食生活は珍しくありません。

〇糖化タンパク質:糖質過剰摂取による高血糖状態が続くと、糖質とタンパク質が化合して生じる「糖化タンパク質」が増えてしまいます。この中で最も問題となるのがAGEs(終末糖化タンパク質)です。
高温で調理された揚げ物や焼き物にはAGEsが含まれており、体内の炎症、さまざまな細胞障害を引き起こす原因となります。アンチエイジングの世界では、最強の老化促進物質とも言われています。

〇血糖値スパイク:食事血糖値が140mg/dlを超えて急に上がることです。炭水化物の多い食事によって引き起こされ、糖尿病予備群の一つの目安です。これにより動脈硬化が進み、心筋梗塞などの重大な病気のリスクが高まります。

スパイクの後、大量のインスリンが分泌されることで急激に血糖値が下がります。このとき強烈な眠気、疲労感、空腹感、頭痛、イライラなどを引き起こします。血糖値スパイクによる体調不良で悩まされる人も少なくありません。

〇糖尿病:発症の原因は、高血糖が続くことにより血糖値を下げるインスリンの分泌不足やその働きに異常が生じることにあります。欧米人と比べて、日本人はインスリンの分泌量が少ないため、高血糖になりやすいと言われています。

また、末梢神経障害、糖尿病性網膜症、糖尿病性腎症といった深刻な合併症も起きます。近年の研究では、アルツハイマー型認知症の発症率が高くなることも明らかにされてきました。
〇動脈硬化:高血糖、高インスリン血症が持続すると、血管内皮が障害され動脈硬化が進行、高血圧や心血管疾患の原因となります。動脈硬化が起こったところで血栓が生じると、血流障害のため細胞が死んでしまいます。これが「梗塞」であり、心筋梗塞や脳梗塞が良く知られています。

〇肥満:インスリンは、肥満にも深く関係しています。高血糖が持続すると、インスリンは糖を脂肪細胞に送り込み血糖値を下げようとします。その結果、特に内臓脂肪が増えることになります。寝る前に糖質を大量に摂取する場合には、この傾向が顕著になるようです。

 

 

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